休暇中、優雅な旅行を過ごすのにぴったりなホテルを選ぶとき、誰もがさまざまなポイントを考慮するだろう。B&Bのようなアットホームな雰囲気のホテルが好きな人もいれば、アイルランドのお城やビッグ・サーのツリーハウスなど、一風変わったホテルを求める人もいるはず。理想的なホテルの特徴として、何千ものある客室、さまざまなタイプのプール、あるいは独自のショッピングモールを備えた大規模なリゾートが好ましいという人もいるだろう。すべての旅行者のために、今日ここでは、客室数で世界最大の複合ホテルトップ4を紹介しよう。

マレーシアの「ファースト・ワールド・ホテル」


マレーシアのゲンティン・ハイランドにある「ファースト・ワールド・ホテル」は、2棟の建物にわたって7,351室を有する世界最大規模のホテルだ。東南アジアで初めて電子キオスクとラピッドチェックインを導入し、現在はあらゆる小売店や飲食店が入ったライフスタイルショッピングを併設している。2006年には、世界最大のホテルとしてギネス世界記録を樹立したが、2008年から2015年までは、ラスベガスの「ザ・ベネチアン」にその座を奪われた。その後、客室を1,233室に増設し、再びその栄誉を取り戻した。

ラスベガスの「ザ・パラッツォ・アット・ザ・ベネチアン」

ベネチアンとパラッツォの複合施設である「ザ・パラッツォ・アット・ザ・ベネチアン」は、世界最大のホテルとしての地位を7年で失ったとはいえ、贅沢な設備が揃っている。この姉妹リゾートには、客室計7,117室のほか、レストラン40軒以上、施術室90室以上を備えた世界トップクラスのスパ、宿泊者だけが利用できるエレガントなプール10つを備えている。同ホテルのスタンダードルーム(650 m2と720 m2の2タイプ)は、ラスベガス・ストリップ地区で最大級の広さを誇り、お客様一人ひとりが受ける宿泊体験が贅沢なものになるよう、カスタマーサービスも徹底している。

ラスベガスの「ザ・シグネチャー・アット・MGMグランド」


「ザ・シグネチャー・アット・MGMグランド」は、1993年から2006年までの間、世界最大のホテル(客室数約6,800室)として君臨したホテルだが、今でも想像を絶する豪華さとエキサイティングなカジノ体験を宿泊者に届けている。敷地内には、有名シェフが手がけるレストラン、バー5軒とゆったりと流れる小川を備えた6.5エーカーのプールパーク、スパ&フィットネスセンターなどが揃っているので、滞在中は娯楽が足りなくなるということはないだろう。また、昼も夜もパーティーを楽しみたい人のためにプールパーティー「ウェット・リパブリック」が開催されるほか、ナイトクラブ「ハッカサン」が大勢の客で賑わう。さらに毎晩、多くのコンサートが開催され、大規模なカジノフロアもあるので、ゲストを飽きさせることは決してない。

ラスベガスの「シティセンター」

ホテル「アリア」「マンダリン・オリエンタル」、コンドミニアム「ヴィダーラ」「ヴィア・タワーズ」、商業施設「ザ・クリスタルズ」を含む統合型リゾート「シティセンター」は、約6,500室の客室および住居を有している。中でも、客室4,004室、レストラン16軒、バー7軒、プール5つ、スパ、フィットネスセンター、そして巨大なカジノフロアを備えた「アリア」は、同複合施設の中心的存在である。一方、「マンダリン・オリエンタル」は、スパ、レストラン2軒、プールを備えた小規模な高級ホテルで、ラスベガスをより静かにゆっくりと過ごしたい旅行者に適している。また、「ヴィダーラ」はレジデンスだけでなく、ホテルも運営しているコンドホテルなので、建物内にはカジノがなく、静かな環境が整っている。ただし、ホテルとはいえ、全室が簡易キッチン付きのスイートタイプのため、敷地内に飲食店はない。